更新日:2008,05,14,Wednesday 更新者:admin
Aの所有する土地をBが取得した後、Bが移転登記をする前に、CがAから登記を移転した場合に関する次の記述のうち、民法及び不動産登記法の規定並びに判例によれば、BがCに対して登記がなければ土地の所有権を主張できないものはどれか。
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正解 4 (平成7年度)
1. BがAから購入した後、AがCに仮装譲渡し、登記をC名義に移転した場合
2. BがAから購入した後、CがBを強迫して登記の申請を妨げ、CがAから購入して登記をC名義に移転した場合
3. BがAから購入し、登記手続きをCに委任したところ、Cが登記をC名義に移転した場合
4. Bの取得時効が完成した後、AがCに売却し、登記をC名義に移転した場合
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正解 4 (平成7年度)
1. 主張できる。仮装譲渡は当事者間は無効であり、Bは登記なくして所有権をCに主張することができる(民法94条)。
2. 主張できる。詐欺や強迫によって登記の申請を妨げた者に対しては、登記なくして対抗できる(不動産登記法4条)。
3. 主張できる。他人のため登記を申請する義務のある者に対しては登記なくして対抗できる(不動産登記法5条)。
4. 主張できない。時効完成後に所有権を譲り受けたCに対してはBは登記なくして対抗できない(民法177条、判例)。
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